妊活を振り返ってVol12
私の妊活を振り返るシリーズを続けますね。
大阪の不妊治療専門クリニックに転院し、顕微授精に取り組んでいましたが
採卵に至らないことも多く、体力、時間、費用と消費してばかりの数年間でした。
せめて二つ受精卵ができたら移植しようと頑張っていたけど、なかなかたどり着けない…
徐々に私の中で不妊治療への後ろ向きな気持ちが大きくなっていきました。
そして季節外れのインフルエンザ事件から一気にその勢いが加速したように思います。
『もう止めたいな』という気持ちがモコモコと育ち始めたのです。
『治療嫌だな』ではなく『止めたいな』になってきた。
もちろん、子どもを持つことをはっきりと諦められたわけではないので
最後まで「今止めたら後悔しないか」という気持ちと葛藤していました。
でも、
もう心身ともに限界なんじゃないの??
という心の声が、
もう止めたい!!!!
という心の叫び声が、自分の中に響いていました。
しかし、だからって私の気持ちだけで止められないのが不妊治療。
強く子どもを望む夫とのこと、後悔するかもという自分の気持ち、
ほんとにほんとに難しくて、正解がない問題に悩む日々を過ごしていたように思います。
ん~この頃が一番しんどかったかな~
思い出すだけで、どよ~んとしてきます。
心身共にしんどそうにしている私に、夫からは
「少し治療おやすみしようか?」と何度も言われたけど、私の中で
おやすみ=再開するもの
であり、どうせ治療するなら少しでも若いうちに!!みたいな意識がずっとあり
当時は私にとってそんなことは全く意味のないことでした。
が、しかし、ついに半年間の治療おやすみを実行することに。
鳥取県に住み始めてからは治療優先で仕事をしていなかった私、
妹一家が近くにいたし、社宅だったから知り合いはいたけど
とても狭いコミュニティの中にいた数年間でした。
まさに色々な意味で“気分転換”しよ~外の世界に出てみよ~
と仕事することにしたのです。
久々の就活!リクルートスーツには穴が開いてましたけど(笑)
ハローワークに通いまくり、試験、面接受けまくり、
運よく半年という期限付きの仕事に就くことができました。
夫は反対しなかったけど、半年の任期が終了したら治療を再開するという約束のもと理解してくれました。
職場はたまたま国際交流関係の部署で、職員さんはもちろん、たくさんの国の方との交流もある環境。まさに天国~!!
働けるって有難い!人と触れ合えるって幸せ!
そう感じながらの毎日で、今思えば当たり前のことだけど、その時の私にとってはまさに夢のような半年間でした。
もちろん友達もできたし、仕事の上では貴重な経験もできました。
ほんのわずかな間だけど、少しだけ人間味を取り戻すことができた期間だったような気がします。
そして仕事終了したのがちょうど年末。豪雪の間は交通機関が乱れがちという理由をつけて(完全な言い訳笑笑)
春からの治療再開を心に誓ったのでした~(一応…)
この職場ではほんとにたくさんの出会いがあって、沁みる言葉をかけて頂くことも多かったので
大阪のクリニックの信頼するドクターのことと合わせて、また改めてご紹介しますね。