老後の心配
岡山は昼間はまだ暖かい日が続いています。
でもさすがに朝晩はだいぶ冷えるようになってきました。
モコモコ靴下の出番ですっ!!冷えは大敵ですからねっ!!
みなさんもお気を付けくださいませ~
今回のタイトル、老後の心配って…重い…
って思われるかもですけど、ちょっとだけお付き合いいただければと思います<m(__)m>
私は子どものいない、夫婦二人の人生を選んだけど、その場合「老後が心配」って良く耳にしますよね。
実際、そう感じる人も多いけど、私は正直いまいちピンとこなかったというか
子どものいる・いないに関わらず、老後は心配だ…っていう気持ちの方が強かったのです。
そんな私に、老後のことを考える機会が先日訪れたのでございます~
実家の母が右手の手術・入院をすることになり、コロナ禍もあって面会もできないし、
リハビリのことも考えると、入院時には大量の荷物が必要となりました。
手術だけでも不安なのに、手術後の右手を使えない生活を考慮しながら、日用品や衣服などすべてを準備しないといけない…と、半泣きの母。
しかも実家には、生死の境を何度さまよい、生還してきたかわからない老犬ネネ&レトルトのカレーだけは温めれるようになった父(これでも進歩した方)。
どうしよう…。あたしがいない間にネネにもしものことがあったら…と、また不安な母。
たまたま自由に動けるタイミングだったので、ぅわぁぁぁ~と高速を飛ばし手伝いに帰りました。
そして早速準備開始!
「病室、まだ暖房無いんだって…」ということで、分厚いギブスでも着られる、でも寒くない下着や上着を探し、
日用品はすべて左手の生活で対応できるように、100均の軽くて惜しげもなく処分できるようなもので揃え、
片手で使いやすいように色々とセットし直してから、スーツケースとボストンに詰めて…まさかのこれだけで一日が終了。
母のお手製介護食で命を繋いでいるネネには、大量のストックを、フードプロセッサーと闘い、
私の手もプロセスしかけながら作り涙、小分けにして冷凍室に押し込むことで2日目が終了。
地味な単純作業なのに信じられないくらい手間暇かかった~
その他、色々なタスク&ハプニングが湧き出る中で、あっという間に岡山に戻る日になりました。
これは、痛む右手をかばい、仕事や老犬の介護もしながら母ひとりでは大変な作業だったな、と実際にやってみてわかりました。
体力はもちろん、気力の面でも年相応に踏ん張れなくなっていると思うし、
色々と考えながら動くことが母にとっては本当に大仕事になっている気がしました。
帰り際に「本当に、本当に帰るの?」と私を抱きしめて涙ぐむ母を、よしよしと撫でることしかできなかったのだけど、
同時に、私は老後、例え若い力を借りたくても、頼らざるを得ない時でも、いないんだな…子ども…。
って、初めて実感したのでした。
もちろん、私が娘と言うこともあるし、これが息子だったら同じようにできていたかはわからないし
夫(父)はいるわけだから、いざとなったらなんとでもするんですけどね。
なんとなく「あっ、こういう心細さのことかな」とまた一つ勉強になった帰省でございました。
でも、子どもがいても、離れて暮らしていたり、実際頼りにくい状況だったり、
夫婦だけでも、どちらかは先に旅立つわけだから、そうなった時にどうするか今から考えたり話し合うことはできるわけだし。
子どもがいない=老後が心配
こうはしたくないな~と私自身の願望も込めて思っています。
簡単な問題じゃないし、現実は色々と厳しいのだろうとも思うけど、楽しい展望もちょっとだけ持ちながら、考えてみるのも良いかなって
悲観し過ぎずに捉えてみまっす(*^^)v
ちなみに、夫は
「Tomokoは間違いなく長生きする、俺よりもずっと長生きしそう…」
と根拠はないけど、絶対的な自信を持って言います。
「Tomokoは本気出したら、ボルトよりも足速いと思う、マジで」とも言う夫。
強靭な妻と思われているのでしょう。良くご存じですわね~( 一一)
※まだ若かりし頃のネネ「お母さん、早く帰って来ないかな」