TOMOKOの幸せtree

私の人生はたくさんの人の支えによって幸せを作ってもらっていると感じています。
その人生を「木」に例えると、家族や友人、言葉やエピソードなどが枝や葉となり
TOMOKOの「木」を育ててくれているのです。
妊活中も大きな支えとなった幸せTree。
このブログを通じて、そんな幸せTreeの大切な枝や葉の紹介もできたらと思い名付けました。

大トリ

これまで数回に渡って不妊ピアカウンセラー講座同期シリーズを書いてきましたが、

今回はついに大トリのご紹介です☆

わたしの人生においてかけがえのないものとなったトリちゃんとの出会い。

少し長くなりますが書いてみますね。

 

東京在住のトリちゃんは、一瞬で職業の想像がついちゃう華を持った方。

わたしの小さい頃の憧れの職業でした~。

何だか気後れしちゃうほど美しいたたずまいのトリちゃんに、最初はもちろん話しかけることもできず…。

でも話したいな~仲良くなりたいな~なんて密かに思っていました。

 

結局トリちゃんとは、カウンセリングの実践練習が一番初めの会話だったんだけど、

その時がちょっと大変でした。

二人ペアになり、架空の設定でカウンセラーとクライアントを演じるという課題で、

クライアント役のトリちゃんが設定した内容が、

私がまさに妊活中に経験したなかなか辛いエピソードだった為に、

カウンセラー役の私は凍り付いてしまい…。

頭の中が真っ白になるとはこういう事か⁉位の動揺の仕方で、

もう何を話したのか、どうしたのかも全く記憶がないくらいボロボロの演習となってしまいました。

もちろん講師の先生からはしっかりとダメ出しを頂き、あまりの自分の未熟さに

ドッヨーンとなったまま、帰りの空港に向かうモノレールに揺られた光景は今でも忘れません涙

 

もちろんトリちゃんは何も悪くなくて、私にとっても初のカウンセリング演習だったこともあって

色々と良くない条件が重なってしまった結果の出来事。

その時はトリちゃんとも話す時間もなくて、とんでもない演習になってしまった申し訳なさを

感じながらも、何もアクションを起こせないまま、次の講座まで悶々と過ごしていました。

 

そして2回目のスクーリングの時、講座が始まる前にトリちゃんと化粧室でばったり会って!

は~!なんて言おう?どうしたら良いんだろ??と気持ちばかり焦って、結局挨拶しかせずに…

という感じで、なかなか距離が縮まらずもどかしい期間があったのであります。

 

スクーリング中は、夜ご飯を兼ねて同期のみんなと飲みに繰り出すのだけど、

以前のブログに書いたように、宿題の課題をするためにミヒロさんと二人で居残りした時には

みんなとの飲みにも参加できず、トリちゃんと話す機会も本当になかったのです。

でもミヒロさんとは二人でかなり語り合い、素晴らしい時間が過ごせたから

「二人でさし飲みも良かったのよ~♡」

という話をみんなにしたら

「え!!良いな~!!あたしもTOMOちゃんと語りたかったよぉ~!!」

と、なんとトリちゃんが言ってくれて!!

うっ、嬉しい~~~!!!!と思っていたのです。

そして、これはなんとか話をするキッカケを見付けなくては!!とも。

 

そしてそのスクーリングの最終日に、たまたまヒナタちゃんとトリちゃんと

それぞれの岐路に着く前に3人でお茶する機会が巡って来て!!

やっとやっと話をすることができました。

 

先に帰るヒナタちゃんを見送った後は、トリちゃんと二人でずいぶん話し込みました。

わたしが気にしていた最悪の演習のこと、トリちゃんもものすごく気にしていてくれて。

お互いの治療のことはもちろん、これまでのことや背負っているもの、つらいことやしんどいこと

本当にたくさんのことを、全部全部お互いが吐き出すように、東京駅のカフェで、何時間も泣きながら話しました。

 

トリちゃんは一般的に考えたら、誰もが憧れるような環境に生きている人なんだけど、

実は男性不妊に悩んでいて、それに関わること、その他に抱えているものはとても難しく、

正解も答えも良くわからないもので…。

それをトリちゃんは今まで一人で抱えて苦しみながら、必死でがんばってきたんだなと思うと

どんなにつらかっただろうって…。

わたしは、ただただ背中を擦って、

「がんばってきたんだよ~。泣いて良いんだよ~。」としか言えなかったのだけど。

 

もちろん私の話もトリちゃんはたくさん聞いてくれて、たくさん労ってくれて。

「あ~あたしもがんばってきたんだよな、本当に…」と

改めて思いなおすことができた時間でした。

 

「不妊」のことって、どうしても周囲には話しづらかったり、

旦那や家族には、近しいからこそ言えない気持ちってあるから

どうしても自分だけで抱えてしまうし、そうすることが結局自分を守ることだったりもすると思うけど、

やっぱりしんどいし、つらいんだよね~。誰かに助けを求めたいよね~。

トリちゃんの背中を擦りながら、そんなことも感じていました。

 

きっとその時もあたしはトリちゃんに幸せtreeの話をしたと思う。

もっとまわりを頼って良いんだよって、一人じゃないんだよって。

そして、やっぱりみんなカタツムリなんだなって、強く感じたのです。

この、トリちゃんとの時間は、本当に色々なことを感じ、考え、わたしの気持ちを見つめ直し、

想いを再確認して、新たな気持ちを持って、進みたい道を照らしてくれた貴重な時間となりました。

 

そこからは、トリちゃんとは本当に深い絆で結ばれているような関係です。

距離もあるし、なかなか会えないけど、いつもトリちゃんとは繋がってる!と感じています。

私が不妊ピアカウンセラーとしての夢を話した時は、

「できるよ!今すぐ実現しよ!」と力強く背中を押してくれました。

「私が一番のクライアントとして、鳥取に駆け付けるから!」って言ってくれたトリちゃん。

本当に嬉しかったなぁ。

 

今は前職をやめ、不妊治療に関する研究者としての道を歩み始めたトリちゃん。

方法は違っても、それぞれのやり方で、「不妊」に向き合い、進んでいる同士として、

これからも助け合い支え合いながら生きていけると嬉しいなと思います。

 

以上、ほんの一部だけど、出会った同期とのエピソードをご紹介しました。

講師の先生や、講座をサポートしていただいた先輩ピアカウンセラーの方も

本当に素晴らしかったので、それはまた改めて書くことにしますね。